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真田丸 〜ゆかりの地・信濃路を訪ねて〜

第2回 真田氏ゆかりの城下町・上田

長野県上田天正11年(1583)、真田昌幸は真田郷から上田に本拠を移し、千曲川沿いの断崖に上田城を築きました。
自然の要害を生かした築城術は、真田のお家芸。2度にわたって徳川の大軍を撃退し、武名を轟かせるきっかけとなりました。その一方、城下町の整備にも力を入れ、現在の上田旧市街地の原型を造りました。北国街道の宿場町としての面影を残す柳町や、白壁の土蔵が点在する紺屋町などに、往時を偲ぶことができます。
真田幸村(信繁)公騎馬像
真田幸村(信繁)公騎馬像

JR上田駅前で観光客を迎えるのは、幸村公の騎馬像。
上田城築城400年を記念して建立された。
像の背後には、真田の旗印である六文銭の赤い旗をかたどった時計が時を刻んでいる。
上田城

背後に太郎山、南に千曲川、さらに城は千曲川の淵から20mの崖の上という、天然の要害の地に築城された上田城。当時は、巨大な堀と土塁に囲まれているだけで、現在のような石垣はなく、天守もない簡素な平城でした。

昌幸は沼田城を手本にこの立地を選んだといわれ、地形が大変似ています。さらに遡れば、上田城の原型を真田本城に見ることができます。
昌幸の築城の素晴らしさは、上田合戦において面目躍如となりました。徳川勢7000余騎に対し、真田方はわずか1200人。とても勝つ見込みのない戦いでしたが、昌幸は徳川勢を本丸手前までおびき寄せ、奇襲をかけるという作戦に打って出たのです。あわてて敗走した兵の多くは、城の南の尼ヶ淵に沈んだといわれています。さらに、第二次上田合戦も38,000もの徳川の軍勢を3,500の兵力で撃退しています。

この頃、信繁(幸村)は多感な17才。人質として差し出されていた上田景勝の元から、さらに人質として豊臣秀吉の元へと送られています。信繁は歴史に翻弄されながらも、傑出した武将たちを間近に見ながら、多くのことを考え学んだ時期でした。
本丸の櫓門
本丸の櫓門
現存する隅櫓や石垣は、関ケ原合戦後に仙石氏が造営。櫓門と袖塀は、平成6年に復元した。
真田石
真田石
櫓門に見えるひときわ大きな石は、築城の際、柱石としてすえられたもので、真田石と呼ばれている。
西櫓
西櫓
上田城に現存する最古の建物。櫓下の芝生は、かつて「尼ヶ淵」と呼ばれ、千曲川の支流が流れていた。
真田神社

上田城櫓門を入ると、正面に見えるのが真田神社。上田市内では至る所に真田の旗印である六文銭が目につき、いかに一族がこの地で愛されてきたかを伺うことができますが、中でもここは最も人気のあるパワースポットです。未だに真田氏の知略や勝運にあやかろうという参拝客が後を絶ちません。

境内の門柱や神社幕などあらゆる場所で六文銭が存在感を放っています。さらに、こぢんまりとした境内でひときわ目につくのが、巨大な赤兜です。真田氏は具足や旗差物ものなど、武具のすべてを朱塗りで統一していました。三途の川の渡し賃を示す六文銭の印を携え、死をも恐れず勇猛果敢に戦う真田軍の「赤備え」は、戦場で恐れられると同時に、称賛されてきました。その象徴が、この赤兜なのです。 その他、本殿の横には、真田井戸と呼ばれる井戸があります。この井戸は、はるか太郎山まで続く抜け穴だと伝えられています。
真田神社

真田神社
歴代上田藩主の真田、仙石、松平を祀っている神社。主神は真田昌幸と長男の信之父子。知略に優れた信繁(幸村)は知恵の神様として尊崇されている。また境内には「日本一の兵(つわもの)」と謳われた真田軍の象徴する、巨大な赤い兜が置かれている。

住所:長野県上田市二の丸1-12
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拝殿
拝殿
拝殿の神社幕には六連銭のほか、五三桐と永楽通宝の紋が掲げられている。
真田井戸
真田井戸
兵糧などを運ぶ為に太郎山のふもとまで続く秘密の通路があったという伝説が残っている。
真田十勇士手拭
真田十勇士手拭
創作上の、真田信繁(幸村)に仕えたとされる10人の家臣、真田十勇士を描いた手拭を社務所で販売。お土産に。
上田藩主居館跡
上田藩主居館跡
関ケ原の合戦後、重信(幸村)の兄・信之が現在の上田高校の敷地に居館を構えた。表門とその両脇に続く土塀、濠が今に残り、往時を物語っている。
◆長野県上田市大手1-4-32
城下を歩く

上田は北国街道と上州・長野街道が交わる交通の要衝。古くから宿場町として賑わい、大いに栄えました。その雰囲気を残すのが、上田城を中心にめぐる柳町、上紺屋町、下紺屋町界隈。

柳町は数百メートルにわたってなまこ壁の土蔵や古い商家が立ち並び、古き良き時代の街道の面影を漂わせています。矢出川沿いに続く上紺屋町、下紺屋町は、その名の通り、かつて紺屋が軒を連ねた通り。土蔵の白い壁が川面に映り、情緒あふれる風景です。
細い路地、古色を帯びた石垣、真田氏ゆかりの古寺、古から伝わる湧き水など…、心惹かれるスポットが歴史ロマンへと誘います。
上田城城下

柳町
細い路地、古色を帯びた石垣、真田氏ゆかりの古寺、古から伝わる湧き水など…、心惹かれるスポットが歴史ロマンへと誘います。

住所:長野県上田市中央4丁目
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法泉寺
法泉寺
真田家の存続を陰で支えた真田信之の妻、小松姫が眠る墓がある。
◆長野県上田市常盤城3-7-48
北向観音道標
北向観音道標
本堂が北を向いている、全国でも珍しい別所温泉の霊場、北向観音の方向を示す道標。
千曲川
城下散策の締め括りは、千曲川へ。
真田三代の男たちも見たであろう悠久の流れ…

きものには家族の愛の歴史が映し出されています。
鈴乃屋は、きものを通じて家族という人生の節目節目を演じる舞台を陰から支えていきたいと願っております。

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