真田丸 〜ゆかりの地・信濃路を訪ねて〜
長野県上田市真田町。周囲には烏帽子岳、四阿山、根子岳など2,000メートル級の山々が聳え立ち、
真田盆地の中央には神川が流れる…。急崖と川による鉄壁の守りを誇る山間の集落こそが、古くは真田郷と呼ばれた真田氏発祥の地です。
真田盆地の中央には神川が流れる…。急崖と川による鉄壁の守りを誇る山間の集落こそが、古くは真田郷と呼ばれた真田氏発祥の地です。
真田の田園風景の中にある六文銭の石碑。上田市内のいたるところに真田氏の家紋である六文銭が掲げけられ、土地の人々が真田氏を誇りにしていることがうかがえる。ちなみに六文銭は、三途の川の渡し賃が六文ということから「いつでも死ぬ覚悟だ」という真田武士の気概を示している。
真田三代の初代幸綱は武田信玄に仕え、武田家の重臣にまで上り詰めた人物。真田郷に軍事拠点となる本城を築き、上田城に移るまで政務や日々の暮らしは御屋敷と呼ばれる居館で営まれました。
本城跡へは、真田記念公園脇の坂道をうねうねと登って行きます。のどかな田園風景の中、六文銭の石碑が迎えてくれるかのようです。真田氏の屋敷があったあたりは御屋敷公園として整備され、真田氏ゆかりの品々を収蔵する真田氏歴史館もあります。
また、周辺には真田氏代々の氏神だった山家神社があり、境内には真田神社も祀られているほか、幸隆夫妻と昌幸の墓所がある長谷寺、真田忍者が修行に励んだと伝わる角間渓谷など、ゆかりの地が点在しています。
本城跡へは、真田記念公園脇の坂道をうねうねと登って行きます。のどかな田園風景の中、六文銭の石碑が迎えてくれるかのようです。真田氏の屋敷があったあたりは御屋敷公園として整備され、真田氏ゆかりの品々を収蔵する真田氏歴史館もあります。
また、周辺には真田氏代々の氏神だった山家神社があり、境内には真田神社も祀られているほか、幸隆夫妻と昌幸の墓所がある長谷寺、真田忍者が修行に励んだと伝わる角間渓谷など、ゆかりの地が点在しています。
真田記念公園
真田記念公園には、小説「真田太平記」を著した池波正太郎氏の揮毫による、真田氏発祥の地を示す石碑がある。この脇の坂道を登り、真田本城跡、真田屋敷跡へと至る。
真田記念公園にある真田三代、幸隆・昌幸・幸村(信繁)のレリーフ。
真田氏歴史館
真田氏屋敷跡に隣接。真田氏ゆかりの古文書や武具など貴重な歴史資料を展示する。また真田三代の活躍や当時の歴史的背景をわかりやすく解説している。
御屋敷公園
昌幸が上田城を築城するまで真田氏が平素暮らした屋敷跡。中世豪族の居館の形態がほぼ完全な形で保存されている。上田に移る際、皇大神宮を勧請。周囲には土塁や厩跡なども残る。幼年期の信繁もここに暮らした。春には園内にヤマツツジが咲き誇り、花の公園としても知られている。
御屋敷公園を抜けると、道は狭く急峻な上り坂となります。いよいよ真田本城跡です。別名松尾城。真田幸隆により築城されたと伝わる山城で、山頂には土塁に囲まれた廓がありました。廓上からは、上州道を一望におさめ、砥石・天白・伊勢崎などの支城群が掌握できたといいます。