豪華なキャストを擁して人気上々のスタートをきったNHK大河ドラマ「利家とまつ」。 残り4ヶ月余りとなったが、依然高い視聴率を維持している。その大河ドラマに使用されたテレビ撮影用の衣裳を本年も特別展示いたします。 本展はセイコきもの文化財団の理事長である小泉清子が、大河ドラマの衣裳考証ときもの制作を20年にわたり担当していることから、毎年特別に一般公開しているもの。きもの美術館の恒例展示として楽しみにしている常連客もある。 利家の生きた時代は、信長、光秀、秀吉、家康など文字通りの戦国武将たちが、天下統一を目指して活躍した時代。ドラマではそうした武将たちを支える女性たちの活躍も大きくクローズアップされています。衣装考証にあたっては人物像の位置づけはもとより、実際に演じる役者さんのイメージなども取り入れながら検討し、制作されています。
小泉清子が衣裳考証に携わった大河ドラマの歩み