12月7日東京・新橋演舞場において東京呉服専門店協同組合<きもの呉盟会>(理事長・石井善彦)主催の恒例、きもの博士号贈呈式及び記念観劇会が開催され、本年は鈴乃屋会長、セイコきもの文化財団理事長の小泉清子が第49代きもの博士として顕彰されました。
小泉清子からのご挨拶 「このたびはきもの屋を生業とする身の私が『きもの博士』という名誉の称号を賜りまして、恐縮の思いでいっぱいでございます。 ひたすらきものを愛し、身にまとい続けて八十余年。明けても暮れてもきもの一筋の年月でございました。一人でも多くの方々にきものの素晴らしさを認識していただきたいとの思いが募り、次第にきものの普及振興活動の仕事に結びついていました。 お陰様で日本の伝統文化や芸術文化の奥深さや素晴らしさに触れる機会をたくさん持てましたことは、私にとって何ものにも代え難い財産となりました。 これからはきものの伝統文化を守り続けることが自分の天命であると信じ、未完未熟ではありますが、生涯、きもの美への追究に励む所存でございます。ご推奨いただきました皆様に、謹んで御礼と感謝申し上げます。」