財団法人セイコきもの文化財団
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歌舞伎衣裳展 2003

6月の展覧会
館蔵 歌舞伎衣裳展

 

会 期 6月4日(水)~6月29日(日)
開館時間 11:00~17:00 (火曜休館) 入館料 一般300円 学生200円

主 催 財団法人 セイコきもの文化財団
後 援 江戸開府400年事業推進協議会

 


歌舞伎はわが国を代表する伝統芸術の一つであり、世界に誇ることの出来る演劇である。その歴史と様式を紐解けば、古く江戸時代の始めにまでさかのぼることが出来る。
歌舞伎を形成する要素はいくつもあるが、その中でも視覚的な美しさを最もよく表現しているものは衣装であると言っても決して言い過ぎではない。豪華で美しく、斬新なデザインは昔も今も変わることなく人々を魅了しているのである。
歌舞伎の衣装には、舞楽、能、狂言のような伝統芸能の衣装を取り入れたものや、束帯、狩衣、直垂、素襖、打掛、小袖、裃など公家や武家の衣装をとりいれたもの、さらには町人や百姓、職人の衣装を取り入れたものまで、実にさまざまな階層のもので構成されている。また、四季の移ろいを感じさせる模様や、外国文化の特徴を取り入れたものなど「色彩と形象によるデザイン」が幅広く展開されている。
そして衣装は、色や模様において階級、職業、性別、年齢などの違いは言うに及ばず、役柄の性格や運命までをも象徴的に表現してきたのである。
歴代の名優たちによって高度に完成された美しい歌舞伎のデザインは、浴衣や手拭の模様として一般庶民の生活にも取り入れられ、一大流行をもたらしたのであった。文字通り歌舞伎の役者たちは当時のファッションリーダーでもあったのである。
きもの美術館には六代目中村歌右衛門が着用した昭和の歌舞伎衣裳を中心に100点余りが所蔵されていますが、今回はその中から50点余りを選りすぐり展示いたします。
わが国の「きもの文化」の精華ともいえる歌舞伎の衣装を存分にお楽しみいただきたいと願っています。

出品点数 50点余


 

「伽羅仙台萩」と「娘道成寺」の衣裳(いずれも6代目中村歌右衛門着用)

 

 

 

 

{KIMONO}

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