vol.44
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移り変わる時代のなかで、
変わらず愛されてきた、きもの。
伝統的でありながら、
古びることのない魅力の裏には、
日本人の繊細な美意識があります。
流行り廃りを追って大きく変化するのではなく、
先人たちが築いた美に敬意を払いつつ、
細部をいっそう研ぎ澄ましていく。
日本の美の最先端は、ここにあります。
今回はフォーマルシーンでお楽しみいただける
きものスタイルを鈴乃屋がご提案いたします。
総絞り訪問着湖面に芒
湖を小帽子絞りと鹿の子絞りで、また、その周りを一目絞りで風になびく芒(すすき)を表現しました。
芒は万葉の時代から神が依るもの、神の供え物、魔除けとして用いられ、枕草子にも登場しています。
水墨画をイメージした淡彩の染め上がりは、最高級の「京鹿の子絞り」ならでは。気品あるシンプルな着こなしをお楽しみいただけます。
- お誂えお仕立上り価格
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715,000円(税込)
(本体価格650,000円)
総絞り振袖牡丹に菊
前面に牡丹、その周りに一目・小帽子・鹿の子で多彩な小菊柄を配し、背景には一目絞りの流水柄が全体の流れを演出しています。
親が子を想うように、子が親を想うように、百年経っても変わらないクオリティ・カラー・デザインであり続けたい。そんな気持ちをこの普遍的な作品に込めました。
上品で若さあふれる配色とボカシ染が纏う方を笑顔にしてくれます。
- お誂えお仕立上り価格
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1,650,000円(税込)
(本体価格1,500,000円)
付下げ訪問着大小霰に笹
纏ったときに全ての柄が上を向くように彫られた伊勢型を使用して染めた、熟練した技術が光る型絵染の付下げです。
大小の点描で、笹のシルエットを無地から柄へとグラデーションになるようにデザイン。古典的とも現代的とも感じる柄は、大きな無地場をとったことで上品なフォーマル感を醸し出しています。
- お誂えお仕立上り価格
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462,000円(税込)
(本体価格420,000円)